デバイ・シェラーかん【ー環】
読者カード 項目 2020年08月25日 公開
| 用例: | しかし、単結晶でなく微結晶の集合からなっているものに、電子波を入射させるとブラッグの条件を満足するθの方向は、入射方向に対称のものが無数に存在するから、回折はん点は一つの円環となる。これがいわゆるデバイ・シェーラー(Debye-Scherrer's)環である。 |
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| 『近代電子工学講座 9 近代応用電子工学』 1969年8月5日 工学博士 井上勅夫 | |
| 語釈: | (Debye-Scherrer ring)一定波長(単色)のX線を粉末試料や多結晶質の物質に入射したとき得られる入射点を中心とする環状の回折像をいう。これらの物質は乱雑な方位をもつ多数の微小結晶の集まりである。一定波長のX線のブラッグ反射は、結晶内のいずれかの格子面がブラッグ条件を満足するような方位に向いていない限りおこらないが、粉末試料や多結晶質の試料においては、各格子面に関してそれぞれブラッグ条件を満足し入射X線を反射しうるような方位をもつ微小結晶が統計的に多数ありうる。試料に単色のX線を当て、試料の背後に写真フィルムを入射X線束に直角に置けば、微小結晶からのブラッグ反射は、入射X線とフィルムの交点を中心とする多くの同心の環からなる回折像をつくる。この像は試料の結晶に特有な特徴をもっている。像中の回折環は1916年(第一次世界大戦中)にデバイとシェラーによって発見されたので、デバイ‐シェラー環という。(『ニッポニカ』@JapanKnowledge) |
コメント:取り敢えず
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:近代電子工学講座 9 近代応用電子工学
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1969年8月5日
著者・作者:工学博士 井上勅夫
掲載ページなど:173ページ
発行元:電気書院
