ごぜんふう【御前風】
読者カード 項目 2018年09月02日 公開
| 用例: | 御前風というのは、昔、琉球王国の御前で奏されたということから御前風と云われていて、琉球の歌舞音曲を奏する時には、先ずこの御前風から始めることになっている。 |
|---|---|
| 『第三日曜日』 1956年 山之口貘 | |
| 語釈: | 沖縄の古典芸能を演じる際、最初に演奏され踊られる芸能の別称。これは、国王の御前で奏されるさい先よい音楽ということからおこった名前である。一般的には『かぎやで風節』をさすが、御前風五節(いつふし)といえば、『かぎやで風節』『恩納(おんな)節』『中城(なかぐすく)はんた前(まえ)節』『長伊平屋(ながいへや)節』『こてい節』の5曲をさす。また翁(おきな)が、長寿延命、五穀豊饒(ほうじょう)、子孫繁栄を祈念して踊り納める舞踊名にもとくに使用される場合がある。民間でもめでたい宴席ではこの5曲を初めに演奏する習わしになっており、その後に他の古典音楽や軽快なカチャーシー曲に移っていくことが多い。〈「日本大百科全書(ニッポニカ)の解説」より〉 |
コメント:項目がなかったので。巻末の掲載誌一覧に「新潮」1956年9月号とあります。
編集部:第2版では、立項されませんでした。
著書・作品名:第三日曜日
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1956年
著者・作者:山之口貘
掲載ページなど:279ページ〔『山之口貘全集 第二巻 小説』、1975〕
発行元:思潮社
