日国友の会

じつぞんしゅぎ【実存主義】

読者カード 用例 2018年06月15日 公開

2018年06月05日 尽波満洲男さん投稿

用例:それが実存主義を標榜すると傳へられる所以であらう。
『実存と愛と実践』 1947年12月 田辺元
語釈:〔名〕(フランス existentialisme の訳語)第二次世界大戦直後、フランスのサルトルによって造語された思想運動。人間の実存、つまり理性や科学によって明らかにされるような事物存在とは違って、理性ではとらえられない人間の独自のあり方を認め、人間を事物存在と同視してしまうような自己疎外を自覚し、自己疎外から解放する自由の道を発見していこうとする立場をいう。ドイツのハイデッガー、ヤスパース、フランスのマルセルは、哲学によってこの企てを試み、フランスのサルトル、カミュは、文学作品をとおし、また、後期のサルトルは、政治への参加によって、この企てを試みている。

コメント:遡ります。

編集部:2016年11月7日付けで、古書人さんに、東京大学新聞研究会編『世界新語辞典』(1949)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、2年さかのぼることになります。

著書・作品名:実存と愛と実践

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1947年12月

著者・作者:田辺元

掲載ページなど:7ページ

発行元:筑摩書房