日国友の会

てんねん【天然】

読者カード 用例 2018年06月07日 公開

2018年03月29日 ねじり草さん投稿

用例:社にはルビ付の活字があるからワウオフだとか普通の人に区別の出来にくいものはいゝ加減につけて置くと活版が天然に直してくれます〈大正三年四月二十九日〉
『志賀直哉宛夏目漱石書簡』 1914年 夏目漱石
語釈:〔名〕
(1)(形動ナリ・タリ)人の作為が加わっていないこと。自然のままであること。また、そのさま。また、人の力ではおよばないことやそのさま。自然。

コメント:現代では使わない面白い用例なので。ただ1の語釈との適合にまよいました。志賀直哉宛夏目漱石書簡-大正3年(1914)4月29日。

編集部:第2版の意味分けに従えば、(1)が近いということになりそうですが、もう少し用法を絞った記述に分けることを検討してもいいかもしれません。この場合は、「放っておいても、おのずと」といったような意味合いになるでしょうか。

著書・作品名:志賀直哉宛夏目漱石書簡

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1914年

著者・作者:夏目漱石

掲載ページなど:487ページ〔『志賀直哉全集 別巻』、1974〕

発行元:岩波書店