じいしきかじょう【自意識過剰】
読者カード 用例 2018年04月24日 公開
| 用例: | われわれのあひだでは、もはや自意識過剰が凝然と冷えかたまり、厳粛の形態をとりつつあるやうだ。 |
|---|---|
| 『小館善四郎宛太宰治書簡』 1935年 太宰治 | |
| 語釈: | 〔名〕意識の中で、いつも自分を中心にすえて考えないわけにいかないような性向の強いこと。特に、欲求不満が起こっている自我意識には、阻止された欲求の意識と、その欲求を阻止されている自我が意識され、さらにそのような状態の中にある自我が意識されるというように、無限に意識が増大していくこと。 |
コメント:昭和10年8月21日の書簡で、さかのぼります。(昭和10年=1935)
編集部:2005年5月5日付けで、末広鉄男さんに、丹羽文雄『守礼の門』(1948)からの例をご紹介いただいていますが、さらに、13年さかのぼることになります。
著書・作品名:小館善四郎宛太宰治書簡
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1935年
著者・作者:太宰治
掲載ページなど:40ページ〔『太宰治全集第十一巻』、1977〕
発行元:筑摩書房
