日国友の会

しんわ【神話】

読者カード 用例 2018年01月27日 公開

2018年01月26日 ぽんちさん投稿

用例:神代巻は神話なる乎、又は歴史なる乎
『古事記神代巻の神話及歴史』 1899年 高山樗牛
語釈:〔名〕(1)原始人・古代人・未開社会人などによって、口伝や筆記体で伝えられた、多少とも神聖さを帯びた物語で、宇宙の起源、超自然の存在の系譜、民族の太古の歴史物語を含むもの。その起源は、自然現象を擬人的に解釈しようとしたことや、人類に共通な無意識・下意識の欲求を投影したことにある。たとえば、ギリシア神話や、日本の「古事記」にある神話のたぐい。

コメント:神話と歴史の著名な論争の発端となった記事なので、用例として添えたい。孫引きではあるが、同書によれば、高山樗牛のこの論文は『中央公論』1899年3月号に掲載されたとあるので、刊年はそれによった。

編集部:辞典の例としては、2002年5月23日付けで、skidさんに、中沢澄男・山中鉦太郎・比企忠・島田豊『英和字典』(1897)からの例をご紹介いただいていますが、文例としては、2版の尾上柴舟『銀鈴』(1904)よりも5年さかのぼることになります。

著書・作品名:古事記神代巻の神話及歴史

媒体形式:

刊行年(月日):1899年

著者・作者:高山樗牛

掲載ページなど:37ページ〔苅部直『日本思想史への道案内』、37ページ〕

発行元:NTT出版