ねはり【根張】
読者カード 語釈 2017年09月29日 公開
| 用例: | 蓮華岳の悠たりした線が終ると、薬師の大岳が根張の強い大日岳を礎のように蹈まえて、穏かな金字塔を押し立てる。 |
|---|---|
| 『黒部川奥の山旅』 1999年 木暮理太郎 | |
| 語釈: | 山の裾などが木の根のように広がっている様子。 |
コメント:「ねはり(根張)」の用例が青空文庫に見つかりました。図書カードによれば、もとは大正時代の雑誌『山岳』に、4年12月から5年12月(1915-16)に連載されたとあります。取りあえず、青空文庫の底本にしたがって平凡社版のものから引用しました。
編集部:第2版では比喩的用法には触れていませんね。また、近代出版社の『盆栽用語集』(@コトバンク)には、「ねばり」の見出しで「土の表面より外に出て見える樹木の根元の上根の状態。盆栽観賞の基本となる大変重要な部分で、大きな見どころのひとつ。どっしりと大地を踏みしめるような根張りは、強い安定感を感じさせ、大木感を醸し出す」と記述されています。盆栽ではいつごろから使われているのかも含めさらに調査する必要がありますね。
著書・作品名:黒部川奥の山旅
媒体形式:単行本
刊行年(月日):1999年
著者・作者:木暮理太郎
掲載ページなど:山の憶い出 上
発行元:平凡社
