日国友の会

なぞる

読者カード 用例 2015年12月09日 公開

2015年04月05日 monoさん投稿

用例:「銅銭会の茶椀陣」こう老武士は呟くように云った。それから茶屋を出て行った。「銅銭会の茶椀陣」老人の言葉をなぞって見たが、弓之助は意味がわからなかった。(「銅銭会事変」銅銭会茶椀陣)
『銅銭会事変』 1930年 国枝史郎
語釈:〔他ラ五(四)〕すでに書いてある文字や図などの上を、指先や筆などでその通りにたどって書く。などる。また、同じになるように、そっくりまねる。「手本をなぞって書く」

コメント:「書く」以外の場合ですが「そっくりまねる。」という語釈に該当します。また、用例年としても、さかのぼります。

編集部:第2版では、古川緑波『苦笑風呂』(1948)からの例が早いのですが、さらに、18年さかのぼることになります。

著書・作品名:銅銭会事変

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1930年

著者・作者:国枝史郎

掲載ページなど:448ページ〔『国枝史郎伝奇全集 巻六』、1993〕

発行元:未知谷