日国友の会

おんやく【音訳】

読者カード 用例 2015年07月15日 公開

2015年03月13日 nanyakayaさん投稿

用例:羅甸語ニ土龍ヲタラパト云フ、・・・塔剌不花ハ音訳トミヘタリ、
『畹港漫筆』 1827以前年 大槻玄沢(磐水)
語釈:〔名〕漢字の音(まれには訓)を借用して、外国語の音をあらわすこと。「仏陀(ぶつだ={梵}Buddha )」「襦袢(じゅばん={ポルトガル}gibao )」「合羽(かっぱ={ポルトガル}capa )」「倶楽部(くらぶ={英}club )」など。

コメント:僅かですが遡ります。なお、この言葉の「語誌」の記述との関連に要注意。

編集部:第2版では、『舎密開宗』(1837ー47)からの例が早いのですが、さらに20年以上はさかのぼりそうですね。ちなみに、2版の当該項目の語誌によれば、杉田玄白の『解体新書』(1774)の「凡例」に「直訳」とあるのが、「音訳」にあたるが、玄沢の『重訂解体新書』(1798)では「対訳」となっていて一定しない、としていますね。ということは、定着するのはそれ以降ということになり、本用例などはその最初期の例という可能性もありますね。

著書・作品名:畹港漫筆

媒体形式:その他

刊行年(月日):1827以前年

著者・作者:大槻玄沢(磐水)

掲載ページなど:早稲田大学・古典籍総合データベース中の、自筆原本写真による。 8/112

発行元: