むねのひ【胸の火】
読者カード 用例 2015年06月10日 公開
| 用例: | 片恋(かたこひ)をするがの富士の山よりもむねのひのまづ燃えまさるかな(一五・宇多院物名歌合、十巻本、2)126ページむねのひををしもぬかねば乱れ落つる涙の玉にかつぞ消(け)ちつる(一五・宇多院物名歌合、十巻本、23)128ページ |
|---|---|
| 『宇多院物名歌合』 905-13頃か年 | |
| 語釈: | 胸に燃える思い。恋慕や嫉妬(しっと)などで燃えたつ心を火にたとえていう。胸にたく火。おもいの火。胸の炎。 |
コメント:どちらも「子の日(ねのひ)」と掛ける用例ですが、さかのぼります。
編集部:第2版では、『宇津保物語』(970-999頃)からの例が早いのですが、さらに、86年ぐらい遡ることになりますね。
著書・作品名:宇多院物名歌合
媒体形式:単行本
刊行年(月日):905-13頃か年
著者・作者:
掲載ページなど:126ページ、128ページ〔萩谷朴『平安朝歌合大成 増補新訂 第一巻』、1995〕
発行元:同朋舎出版
