日国友の会

あらかし【粗樫】

読者カード 用例 2014年12月19日 公開

2014年04月01日 nanyakayaさん投稿

用例:QUERCUS GLAUCA.TH. アラカシ 麺「木+諸」
『泰西本草名疏・下』 1829年 伊藤圭介
語釈:〔名〕ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山野に生える。高さ一〇~二〇メートル。樹皮は暗灰色で平滑。若枝には褐色の毛が密生する。葉は長さ約一〇センチメートル、両端のとがった長楕円形で、縁にしらい鋸歯(きょし)があり、裏面は灰白色。四~五月ごろ、新枝の葉腋から褐色の小花のついた穂を下垂し、一〇月頃、長さ約一・五センチメートルのドングリ状の堅果が熟す。木材は堅く、器具、薪炭材にする。黒樫。ならばかし。犬樫。学名はQuercus glauca

コメント:『日本植物名彙』ではQUERCUS GLAUCAは「シラカシ」となっており、「アラカシ」はQUERCUS THALASSICAですが、「アラカシ」という和名が存在したことに違いはないようです。

編集部:第2版では、松村任三『日本植物名彙』(1884)からの例が添えられていますが、さらに、55年さかのぼることになります。

著書・作品名:泰西本草名疏・下

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1829年

著者・作者:伊藤圭介

掲載ページなど:16オ

発行元:花繞書屋