日国友の会

ほしのかずほど【星の数程】

読者カード 項目 2014年05月02日 公開

2014年03月08日 monoさん投稿

用例:夜のとばりがせめてもに、この醜さを隠しましょうと、色男気取った氏神詣りも、悪口祭の明月に、覗かれ照らされそのあげく、星の数ほどあるアバタの穴を、さらけ出してしまったこの恥かしさ、(「猿飛佐助」火遁巻)
『猿飛佐助』 1946年 織田作之助
語釈:数が多いこと、たくさんあることを比喩的に表現したもの。

コメント:巻末年譜によると、1946年に「猿飛佐助」を三島書房より刊行、とあるので、既投稿の用例よりもさかのぼります。坂口安吾の「わが戦争に対処せる工夫の数々」にも「戦争を見物したいといふ人間なら星の数ほどあるであらうが、兵隊になつて自分自身が戦争するといふことになると、これは誰でも尻ごみする。」という用例がありました。(青空文庫より)

編集部:第2版では、この語形では立項されませんでした。

著書・作品名:猿飛佐助

媒体形式:単行本

刊行年(月日):1946年

著者・作者:織田作之助

掲載ページなど:203ページ〔『ちくま日本文学全集 織田作之助』、1993〕

発行元:筑摩書房